積読が止まらない
燃え殻『ブルー ハワイ』を読んだ。
彼の文章の「やり方」はシンプルで、最近あったことと、過去の出来事を結びつけて書くと言うもので、私はそこから読書感想文を連想する。
単なる読書感想文と異なるのは、そこにアンニュイさやダウナーな空気が宿ることだ。
優秀な読書感想文は、教師に気に入られようという媚びがある。
それが感じられないことに心地よさを感じる。
「単なる日記」と謗られたそうだが、エッセイにそれは最大の賛辞ではないかと思う。
尤も、その発言は「単なる」と書いているところからも、悪口を想定して書いたものなのだろうが。
私は本を買うのが好きで、よく買っている。
もちろん読むのも好きだが、どんな本を読もうかと迷っている時間が好きだ。
だから、読むよりも早いペースで本が部屋には溜まっていき、いわゆる「積読」状態となる。
しかし果たして、本もいつまで買えるのだろう?
最近、本も物価高の影響を受けて高額化している。
少し前ならば、1,800円ぐらいだった本が、2,500円とかする。
そういうのを見ていると、いつまで本を買えるのだろう? という気持ちにもなる。
もちろん、本の生産には石油がいるので、石油危機が起これば、本なんて買っている場合ではなくなる。
いつだって影響を受けるのは「不要不急」のものばかりだ。
今日は、本を四冊買った。
前回本を買ってからは、おおよそ2冊ぐらい読んだので、まあまあなペースで積読を増やしたことになる。
本棚に本はもう当然入らず、袋詰めされた本が部屋のあちこちに散らばっている。
今度引っ越すなら、本棚をもっと拡充したいが、まず本のせいで引越しが億劫だ。
この本をどうしようか。
私はこの問いへの結論をずっと先延ばしにしている。